子どもの歯列矯正の基礎知識

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子どもの歯並びが悪くなる原因は?

子どもの歯並びが悪くなる原因は?

子どもの歯並びが悪くなる原因として、生まれつきのものや癖が影響しているものがあるといわれています。
生まれつきの原因として挙げられるものとして、生えてくる歯の本数が足りないケースがあります。
子どもの歯は全部で20本生えますが、1~2本少なく生えてくることがあります。歯の形成異常の1つで、病気ではありませんが、生まれつき歯が形成されていないことがあり、歯並びや噛み合わせなどを悪くしてしまう可能性があります。もし、お子様の歯が少ないようでしたら、早めに矯正専門の歯科医師に相談しましょう。

子どもの癖で歯並びが悪くなる?

子どもの癖で歯並びが悪くなる?

子どもの癖によって、歯並びが悪くなる場合があります。
主に、指しゃぶり、舌突出癖(舌を前に出す癖)、頬杖、口呼吸などの口腔習癖(口に関する習慣行動)がある場合も、歯並びや顎の成長に影響を及ぼすことがあります。
お子様の日常生活のなかで無意識に行なっている習慣や癖を見直し、家族全員で協力しながら、癖を治せるようにしましょう。お子様を励ましたり、努力したりしていることを褒めてあげるとよいでしょう。

指しゃぶり

指しゃぶりは、上顎前突(出っ歯)、開咬(奥歯を噛んだとき前歯が開いて噛み合わない)、交叉咬合(上顎の歯列の幅が狭くなり上下の奥歯がずれて噛み合わない)などの不正咬合を引き起こすことがあります。また、おしゃぶり、ガーゼや爪などを噛む癖も、歯並びや顎の成長に影響を及ぼす可能性があります。

舌突出癖

舌突出癖(ぜつとつしゅつへき)は、口を開けて舌を上下の前歯の間に挟んだり、歯の裏側を舌で押すなど、舌を前に出す癖です。この癖を続けていると、上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、開咬(奥歯を噛んだとき前歯が開いて噛み合わない)などの不正咬合を引き起こすことがあります。

頬杖

頬杖をつく癖を続けていると、顎の成長に支障をきたす場合があります。
また、顎にかかる圧力により、噛み合わせのずれを引き起こすこともあります。この癖は無意識で行なってしまうことが多いとされているので、早めに治せるよう協力してあげましょう。

口呼吸

口呼吸は、長時間口を開けっ放しの状態になります。常に下顎と舌の位置が下がることになるため、顎の成長や口周りの筋力に影響を及ぼします。続けていると、顎の幅が狭くなったり、前歯が出やすくなります。 また、口の中を乾燥させることにつながり、細菌が繁殖しやすくなって虫歯や歯周病になる可能性が高くなります。

治療にかかる期間

歯列矯正は、歯並びや顎の成長によって治療計画が異なります。第1期治療(混合歯列期に行なう治療)と第2期治療(永久歯列期に行なう治療)のいずれかを選択して治療を行なうため、治療期間が異なります。

第1期治療の期間

症状によりますが、第1期治療が終わるまでにかかる期間の目安は10ヵ月~1年半程度です。第1期治療終了後、第2期治療を始めるまで数年間経過観察することもあります。

第2期治療の期間

治療内容は成人矯正(大人の矯正治療)と同じで、第2期治療が終わるまでにかかる期間の目安は1年半~2年半程度です。

[参考文献:歯科矯正学(医歯薬出版株式会社)]